2022年10月上旬 とにかく脚がだるい。
いつからだろう。
なんとも言えない下肢のだるさを感じるようになったのは。
確実にだるさを認識し、以前のように体を動かせないと自覚し始めたのが10月に入ってからだ。
実は職場の隣の席に座っている同僚と、くだらない(と言っては失礼だが)勝負をしていた。
その勝負は半年ほど前から断続的に行われていた。
同僚はダイエットを目標に、私は節酒を目標に、お互い自分が決めた決まり事を守れるかが勝負だ。
破ると相手の食べたいものをおごることになる。
この頃の同僚の決まり事は、1時間ウォーキングすると白米を食べられる権利が得られるというもの。
私の決まり事は、3キロ以上ランニングした日はビールが飲めるというもの。
飲みたきゃ走ればよいのだ(節酒になるとは思えない)。
守っているかは確認しようがない。
嘘は付かないことがルールだ(当たり前だが)。
お盆明けから勝負が始まり、10月末の期限まであと少しだ。
競馬で言う、第4コーナーを回ったあたりだろうか。
さて、本題に戻ろう。
そういうわけで、私は仕事から帰ると、ビール飲みたさに毎日のようにランニングをした。
慣れれば3キロなんてすぐだ。5km、時には10km走ることもあった。
それが、いつ頃からだろう。
ウォーミングアップがてら歩いていると、なんともいえない下肢のだるさを感じるようになった。
腰痛や首の痛みと同様、これまでに経験したことのない種類のだるさだ。
ずーーんとした脚の重み。
そのだるさは脚の深部にまとわりつき、足首にまるで重りを付けて歩いているような感じになる。
100mも歩けないのではないかと不安になるほどだ。
えい、走ってしまえ!
歩くのが不安なら、いっそ走ってしまえばいいのだ。
私はウォーミングアップを早々に切り上げ、走り出した。
無謀にも思えるが、この荒治療、なぜか通用した。
脚のだるさは薄れ、意外と走れてしまう。
すべてはビールのために!乾杯!
痛みがあるわけではない。だるさを毎日感じるわけでもない。
仕事の疲れかな、そう思っていた。
それが10月中旬ごろから変わってきた。
だんだん歩くのがおっくうになってきたのだ。
ビールのために、といくら思っても身体がついてこなくなった。
3㎞がとても長く感じる。
ただの疲れではない、何かがおかしい、そう思うことが多くなった。
更年期障害!?
仕事中も疲れを感じるようになっていた。寝てもその疲れは取れない。なんとなく「だるい」と感じる。
部下の前ではマイナス発言をしないようにしている。
しかし、ふとした瞬間に口から漏れてしまった。
「なんか、最近しんどい」弱音を吐いていた。
するとそれを聞いていた年上の部下がすかさず、
「更年期じゃないですか。命の母Aを飲んだらいいですよ。」
と自信満々に言ってきた。
この人もおそらく更年期障害になり、命の母Aとやらを飲んでいたのだろう。
私もそんな歳か・・・
まだまだ若いつもりだったが、更年期障害がきてもおかしくない年齢だ。
私は妙に納得して部下の話に耳を傾けた。
「いいですか、’A’ですよ!’A’」
とその人は念を押す。命の母にも種類があるようだ。
「だるさ」
これも白血病の初期症状と思われる。
赤血球が作られなくなることにより「貧血症状」が現れていたのだ。
しかし、職場で言われたその一言により、だるさは更年期障害ということで処理された。
そして腰、首の痛みは、相変わらず事故の後遺症ということになっている。
まだまだ気づかない、本当の原因に。
迷走は続く。
続きは次回のブログで
コメント