2022年11月3週目 木曜日【コロナ検査】

闘病記【発症~治療】

ついにコロナ検査を受ける。

「ピコーン」

スマホが鳴った。ショートメッセージが届いた音だ。

外はもう明るい。何時だろうか。

目を閉じたままスマホに手を伸ばす。ぼんやりとした意識の中でメッセージを開けた。上司からだった。体調を気遣う内容だった。「無理せず休んでくださいね」と。

時刻は8時を回っていた。仕事に行くならもう起きなくてはいけない。

昨日は体調が少しよくなっていたが今日はどうだろう。熱はなさそうだ。でも体調が良いというわけでない。身体中が痛い、そしてだるい、首のこぶは相変わらず健在だ。

このまま仕事に行っても何もできないだろう。私は上司に休むことを伝えた。

この体調不良の原因を知りたい。

コロナの場合発熱はどれくらい続くのだろう。だいぶ日にちは経ってしまったがコロナの検査をしてみようか。

ベッドの中で考える。

コロナ陽性だったら原因がわかって多少安心できる。

今日は彼氏さんがちょうど休みだ。遅めの朝食をとり、近所のクリニックまで送迎してもらった。

昼間は平熱だ。特に隔離されることもなく検査を受けた。インフルエンザも同時にわかるようだ。鼻の奥で検体を採取され、その後、3種類のブザーが渡された。どのブザーが振動するかで結果がわかるようになっている。

車の中で結果を待つ。結構緊張するものだ。15分ほど待っただろうか、手の中でブザーが振動し始めた。

「ぶるるるるる、ぶるるるるる」

期待と不安が交錯する。ブザーを確認した。

結果は、コロナもインフルエンザも

「陰性」

やっぱりそうか、なんとなくわかっていた。

コロナは否定された。ではいったい何なのか。そこで行き詰まる。

数日前にしきりに勧められたセカンドオピニオン。それはなぜかとてもハードルが高く行動に移せないでいた。

立っていられない。

家に帰り、私はすぐに横になった。起きていることが辛い。夕方になると熱が上がり始めた。寒気もする。私は頭まですっぽり布団をかぶり、寒気が治まるのをただひたすら待った。

熱が出始めて10日が経つ。いつまで続くのだろう。

今日も彼氏さんがご飯を作ってくれた。私も多少の家事をやらないと申し訳ないと思い洗濯物を干そうとしたが立っていられない。椅子を持ってきて座りながら干した。

シャワーを浴びて身体を拭く時も、5秒もするとしんどくなり立っていられない。

拭きかけの身体で布団に倒れこむ。

5秒立っているのがやっとだ。歩くなんて到底できない。

明日も仕事を休もう。

私は上司にコロナとインフルエンザが陰性だったことと明日も休むことを伝えた。

上司は言う、

「ストレスだよ!ゆっくり休んで。」

ストレスか…

その上司もストレスで体調不良になったことがある。それもかなり身体症状が現れ死ぬんじゃないかと心配したほどだ。ストレスは万病の元という。自分では気づかないうちにストレスを溜めに溜めていたのかもしれない。

私はただひたすら我慢した。

痛くても

しんどくても

もちろんそんな我慢は何の役にも立たない。日に日に動けなくなっていく体、時間だけが無駄に経過していく。

続きは次回のブログで

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