窓口での支払いを抑えたい【高額療養費制度】

お役立ち情報

高額療養費制度を利用しよう。

医療費

これは誰もが気になるところ。

私は48歳、独身の会社員、医療費の窓口負担割合は3割である。

ちょっとした病気やけがであれば数千円で済む。
夜間に救急車で運ばれ、検査したり点滴したりすれば2万円くらいかかるだろう。
といってもその程度だ。

だが、入院となると桁が違う。

ではどうすればよいか。

高額療養費制度というのを利用するのだ。

69歳以下の場合、自己負担限度額は所得によって5段階に分かれている。
その限度額を超えた分が戻ってくるというものだ。

私は「区分ウ」で、1か月の限度額は9万円弱になる。

この制度のおかげで、万が一、べらぼうに高い金額を支払ったとしても自己負担限度額を超えた分は戻ってくる。

が、そもそもそのべらぼうに高い医療費(おそらく何百万円という金額)を、いくら後で戻ってくるとはいえ、一括で支払うことができるだろうか。

できない。
できたとしても、したくはない。

限度額適用認定証を申請しよう。オンライン資格確認がおススメ!

というわけで、窓口での支払いを最初から限度額に抑えるには

限度額適用認定証

というものが必要である。

ただ、申請が少々面倒くさい。
私が加入している保険組合の場合、申請は郵送が基本だ。
窓口で申請することもできるがその場でもらうことはできない。結局後日郵送される。
入院していると申請書を手に入れるのも面倒だ。

厄介なことに、月末までに認定証が発行されないと、その月はいったん全額支払わなければいけない。

・もう月末だ、申請が間に合わない
・そもそも申請自体が面倒くさい

そんな時は自分の入院している医療機関が

オンライン資格確認

を導入しているかどうか確認することをお勧めする。

導入していれば自分の区分を調べてもらおう。

たったそれだけでよい。

限度額適用認定証はいらない

入院初日、どうしようかと考えをめぐらせていたが、翌日ソーシャルワーカーに確認してもらいあっという間に解決した。

そして、その月の医療費はちゃんと高額療養費制度が適用され、べらぼうな金額を支払わなくて済んだ。

ただ、いくら上限が決まっていても、入院が長引くと出費がかさむ。
しかも医療費だけではない、食事代や時には差額ベッド代も必要だ。

白血病の治療は2、3か月では終わらない。毎月10万円以上払い続けるのは大変だ。

と、気をもむところだが、ここでもありがたい制度がある。

多数回該当はありがたい制度。

多数回該当

というものだ。

これは、直近12か月で3回以上高額療養費の対象になった場合、4回目以降は自己負担限度額が引き下がるという制度だ。

私(区分ウ)であれば
3回目までは9万円弱だが、4回目以降はいっきに下がり、4万円台になる。

ほぼ半額だ

この多数回該当制度は本当に助かる。

ということで・・・
窓口での支払いを抑えたい場合は、

「オンライン資格確認」を利用するか
「限度額適用認定証」を提示しよう。

ちなみに私の場合だが、入院している病院はオンライン資格確認を導入しているため、初月は限度額適用認定証を申請しなかった。

だが、体調が落ち着いた頃に申請し、現在は認定証を所持している。

白血病の治療薬は高額だ。

例えば外来受診し、院外処方せんをもらって、オンライン資格確認に対応していない薬局へ行ったとする。
その時、限度額適用認定証がないと結構な金額を請求される。

オンライン資格確認できる薬局へ行けば済む話だが、私が入院している病院周辺の薬局はまだ対応していない。
後から払い戻しの手続きをするのも面倒だ。

そういうわけで私は限度額適用認定証を申請した。

日本は申請主義だ。制度を知らないと損をすることもある。

気になったこと、不安なことはインターネットで調べてもよいし、病院のソーシャルワーカーなど詳しい人に相談してみるのもよい。

長期にわたる治療、できればお金のことであれこれ悩みたくないものだ。

※記事の内容は2022年11月現在のものになります。制度が変わっている可能性もあります。
また、保険組合によって対応が異なる場合がありますのでご自身で確認されることを推奨します。


コメント

タイトルとURLをコピーしました