2024年3月 しつこい口内炎

闘病記【退院後の生活】

口内炎は辛い

いつ口内炎ができ始めたのだろう。

忘れてしまうほどなのだから、結構前ということになるのか。

一番ひどかったのは2月の後半だったというのは覚えている。舌や頬の内側、そして上あごにも口内炎ができ、ただれ、ヒリヒリと痛かった。

食事にもおおいに影響があった。カレーなど香辛料が入ったものは傷に塩を塗り付けたように激痛が走るため作らなくなった。揚げ物は、そのサクサク感がたまらないはずなのだが、私にとっては文字通り、針のむしろ。凶器と化す。なるべく柔らかいものを選んだ。そして熱いものは冷ましてから食べるようになった。食べるのにいつもの倍以上の時間がかかる。夫の食べるスピードが異様に速いのかと思ったが、違う、私がカメのごとく遅かったのだ。

歯磨き粉もしみて歯磨きをするのが怖くなったので、しょうがなく子供用のイチゴ味だのメロンソーダ味だの甘い味がする歯磨き粉に変えた。すでに2本使っていることを考えると、1月にはすでに口の中が荒れていたということか。

そんな酷い状態だった口内炎の痛みがある時半減した。2月の終わりごろだ。

もちろん、その後も痛みは続いていたが、だいぶましになり食べるスピードも速くなった。

痛みに耐えかねて買った市販の塗り薬がよかったのか、それとも、その頃、関節痛や倦怠感もよくなっていたので、それに便乗したのか。

口内炎から解放される日も近いのではないかと期待した。

なかなか治りません

口内炎がある日急に良くなって、痛みが半減したものだから、これはすぐに治るのではないかと期待した。

だが、現実はそんなに甘くはなかった。

一度は、舌の裏側に肉芽のような口内炎ができ、それが皮1枚でつながっているような状態でぶらぶらしていたことがあった。わずかでも食べ物が当たればとんでもない痛みが走る。舌を動かすのも恐怖だった。3日間はお粥しか食べられず、体重がガクンと落ちた。食欲はあるのに痛みで食べられないというのは結構辛い。

そして、3月下旬に差しかかっている今も、毎日のように新しい口内炎ができ、相変わらず頬の内側はただれている。3月の外来受診でもらった軟膏やうがい薬は気休めだ。さして効いているとは思えない。

一歩進んで二歩下がることはざらにある。

これはもう、1日、1週間単位ではなく、月単位で見るしかない。1か月前の状態より確かに良くなっている。昨日より今日のほうが悪くても焦ることはない。1か月後にはすっかり治っていることだってあり得る。

そんなふうに考えるようになった。

食欲があるだけ幸せだ。

味覚があるだけ幸せだ。

同時期に自家移植を受けた知人は今も食欲が戻らないという。食べ物を目の前にすると途端に食欲がなくなるらしく、一口二口食べて終了だそうだ。私は食欲がある。痛いというだけのことだ。それくらい我慢しよう。

※血液検査の結果※

3月外来受診基準値
AST3413~30
ALT407~23
LD268124~222
白血球6,6203,300~8,600
赤血球352万386万~492万
ヘモグロビン11.311.6~14.8
血小板12万7,00015万8,000~34万8,000
網赤血球1.270.3~1.1%

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