2023年6月 骨髄移植・day21~day24【食との闘い】

闘病記【骨髄移植】

day21 なかなか食べられない

目下、食べることが私の仕事だ。

昨日のお昼に鮭おにぎりを食べて気持ち悪くなったが、朝食は懲りずに梅おにぎりを食べることにした。

少しずつ食べ進めていく。

美味しいと感じることはない。食べなければという義務感で口に運んでいるだけだ。もともと空腹を感じていたわけでもない。半分ほど食べて終了にした。これ以上食べると気持ちが悪くなりそうだった。

昼はパンに挑戦した。だが、一口食べて無理だとあきらめた。

退院の目途が立ってきたのに思うように食べられない。

血球の数値に大きな変化はない。体調はまあまあのところで安定している。でもやっぱり食べられないのだ。

一方でリハビリは順調だった。

今日も馬蹄型歩行器で廊下を歩いた。昨日よりしんどくない。1周100メートルで自分の病室まで戻り、そこからさらに10メートル余分に歩くことができた。

昨日は自分が異空間にいるような錯覚に陥り、動きもぎこちなかったが、今日は他の患者さんと会話をしたり、外の景色を楽しむ余裕があった。

明日はもっと歩けそうな気がする。

というわけで目下の課題は食事量を増やすことだ。

染色体がXYに代わる

2日前に医師から生着でいいでしょう、と言われた。ドナー由来の造血幹細胞が私の骨髄の中で血液を作り始めたということだ。私のドナーは男性。移植をすると染色体はXXからXYになる。さらに血液型が違う場合はそれもドナーの型に変わる。染色体がXYになるからといって男性になるわけではない。ただ、眉毛が濃くなることはあるそうだ。

先生から私自身のリンパ球が6パーセント残っていると言われた。だが、これも次第になくなっていく。94パーセントがすでにドナー由来のものに置き換わったのだが、それを身体で感じることはない。眉毛も変化なしだ。

血液だけで見たら私は男性なのか。改めてドナーさんの善意に感謝した。

day 22~day24 少しずつ食べられるようになる

骨髄移植後22日目。体調は昨日より良いと感じた。これは久しぶりの感覚だ。リハビリでも125メートル歩けた。昨日が110メートルだったのでほんのわずかと言えばそれまでだが、今の私にとっては大きな進歩と言える。それに休憩なしで歩ける距離も伸びた。

朝食はカットスイカのみ。無理をするとまた気持ち悪くなるような気がして手を止めた。

昼食はインスタントのスープ春雨を食べることにした。1か月ぶりの温かい食べ物だ。匂いをクリアして、スープを飲んでみた。変な味はしない。はるさめもすする。大丈夫だ。そうやって1つずつ確認し、最後には全て胃の中に収めることができた。

しかし、午後になると気持ち悪くなってきた。春雨がまずかったのだろうか。その後はベッドでじっとしていたがなかなか治まらない。最終的には吐き気止めを服用した。

一歩進んで二歩下がる、だな。

次の日、移植後23日目は前の状態に戻ったような食事内容だった。朝はカットパイナップルを半分、昼は残りのパイナップルと冷たいコーンポタージュ、夜はカットスイカと温かいコーンポタージュだった。さすがにこれで気持ち悪くなることはない。ただ、栄養面で見るとかなりバランスは悪い。

24日目、体調や血液の数値は変化なし。今日は頑張って食べてみようと、勇気を出してお昼にミニうどんとプリンに挑戦した。移植直後に食べた冷やし蕎麦があまりにまずかったのでどうだろうと思ったが意外と味は大丈夫で完食できた。スープ春雨の時のように気持ち悪くもならなかった。

離床時間も増やそうと思い、午後からはソファに座ってテレビを見ていた。2時間程度起きていられただろうか。途中看護師が入ってきて、その見慣れない風景に驚いていた。私がソファに座っているのが珍しかったのだ。それくらい私は寝たきりだったということになる。

今日はなんだか前進した気がする。

うどんが食べられたし、ソファに座っていることもできた。これをきっかけに明日はもっと食べられるようにならないだろうか。期待が膨らむ。

※血液検査の結果※

day21day22day23day24基準値
白血球1,7601,4601,6201,6403,300~8,600
赤血球263万255万246万245万386万~492万
ヘモグロビン7.97.67.47.311.6~14.8
血小板3万1万9,0001万5,0004万9,00015万8,000~34万8,000
網赤血球0.250.330.260.50.3~1.1%
この4日間、血球の値に大きな変化はない。血小板が上がったり下がったりしているのは輸血の影響。

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