2022年10月中旬【白血病の初期症状~腰痛・首の痛み~】

闘病記【発症~治療】

2022年10月中旬 腰・首の慢性的な痛みに悩まされる。

最初に腰に激痛が走って1か月。
首にシャープな痛みが襲ってくるようになって1週間。

どちらもその突発的な痛みは、きまぐれにやってきて去っていく。
過ぎ去ってしまえばそれほど気にならい。

ただ、むち打ちのような首の痛みと頭痛、そして肩こりは日常的に私を憂鬱にさせるくらい酷くなっていた。

もうだめだ、我慢できない。
何とかしないと。

私はふと、ぎっくり腰をやった友人の話を思い出した。
とある接骨院に行ったら1回で痛みがなくなったと言っていた。
そうだ!そこに行こう。
今日、早退してでも。

さっそく上司に連絡し、早退して接骨院に行くことを伝えた。

すると上司から
「それなら鍼がいいよ。」と言われた。
なかなか治らなかったぎっくり腰が、鍼に行ったら1回で治ったと言うのだ。

どちらも1回で治るのか。
にわかに信じがたいが、治るならなんでもよい。

私は上司おすすめの鍼に行くことにした。会社から近いというのが決め手だ。

人生で初めての鍼に行く。

一軒家の1階を治療スペースとしている。玄関を開けると呼び鈴が鳴り、奥から白衣を着た’いかにも’という感じの初老の男性が出てきた。

鍼師は盲目だった。
私の全身を丁寧に隅々まで触診し不具合を確認していく。
とても繊細な動きだった。指先に全神経を集中させているのがわかる。

その指が首のあたりを触ったとき、動きが止まった。
そしてもう一度指を這わせる。

「あれ、リンパが腫れているのかな。いや、筋肉か。」

と独り言のようにつぶやいて次の場所に移った。

ドキッとした。
鍼師が触っていたのはまさに激痛が走る場所だったからだ。

だが、すぐに「筋肉」だと訂正されたため、私は必要以上に安心した。

施術は2時間かかった。

起き上がると、首の痛みも肩や背中のゴリゴリ感も消えていた。

すごい!
鍼自体は打たれても何の感覚もなかった。
ただ、指で身体をなぞられていただけのようだ。それなのに痛みが消えた。

私は鍼の信者となった。

が、数日もすると首の痛みがぶり返した。
根が深いのかもしれない。

週に1回くらい来た方がよいと言われたがそこまで待てない。
すぐに予約を入れた。

2度目の鍼。
今回も丁寧な触診を終え、不具合を整えていく鍼師。
首のコリ、背中のゴリゴリを中心に、そして、今回は腰にも念入りに鍼を打っていく。

完全にとはいかないが、体が軽くなり痛みも軽減した。

これを続ければ治るのではないか。
期待が膨らむ。

3日に1回は通った。
マッサージも追加し、毎回2時間程度の施術を受ける。
あげくに美容鍼というものまでやってくれるようになった。
目や口の周りを中心に鍼を打っていくのだ。
ちなみに料金は追加されない。

鍼を打った直後は楽になる。
だが次の日、いや、早いとその夜にまた痛くなることが増えた。
おかしい・・・
効果が薄らいでいっているように感じた。

それでも、いっときでも痛みから解放されるなら、と思い通い続けた。

結局10月いっぱい鍼に通った。

ところで、10月に入ったころ、実は腰や首の痛みのほかに何となく気になる症状が現れていた。

下肢のだるさだ。

ただ、それは痛いわけでもなく、日常生活に支障のない程度に留まっていたためあまり気に留めずにいた。

後から思えば、おそらくそれも白血病の初期症状だったのだろう。

その症状の詳細については次回のブログで。

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