2022年10月中旬【白血病の初期症状~めまい~】

闘病記【発症~治療】

2022年10月中旬 めまいがするようになる。

10月に入ると「体が疲れている」という感覚に襲われることが多くなった。

首から頭にかけて鎮座する鈍痛
ゴリゴリの肩こり
不愉快な脚のだるさ

そしてそこに新たに加わったのが「めまい」だ。

めまい

初めて経験したのは40歳になった頃。
仕事が忙しかったせいかめまいがするようになった。卒倒しそうになったこともある。
「メニエール病」を疑い耳鼻咽喉科に行ったが、それは検査で否定され、その時は服薬で治った。

その後も仕事が忙しく無理をしたりすると、めまいがすることがある。
つまり私にとっては肩こりのようなものだった。

「疲れ」のサインなのだ。

実は11月に部署異動を控えていた。
後任者に指導しながら、通常業務もこなし、トラブルが発生したら即座に対処しなければならない。
ストレスも溜まっていた。

いつめまいが起きてもおかしくない状況だ。

案の定、週に何回かめまいが起きるようになった。

車の運転中
仕事中
いつやってくるかわからない。

「大丈夫ですか??」
隣の席の同僚が気遣う。
「疲れているだけだよ、大丈夫。」
と私。そう、これは単なる疲れのサインなのだ。

他に様々な症状が現れていたが、私にとってめまいは馴染みがあり過ぎた。
結局警鐘を鳴らすことはなかった。

もちろん、めまいが起きる原因はさまざまだ。
すぐに白血病を疑うことはまずないだろう。
私が言いたいのは、体からのサインを軽視してはいけないということだ。
検査をして何もなければ安心できる。
何か見つかったとしても早期発見であればそれに越したことはない。

命の母を飲み始める。

過信は禁物だ。アラフィフの私が「自分は大丈夫」などと根拠のない自信を持っていた。ただ、この歳になると「腰痛、頭痛、肩こり、疲労感、めまい」こんな症状はたいして気にも留めない、ちょっとした持病みたいなものになっていくる。

それぞれが気まぐれにやってきて、お互いの症状に関係性があるなどと疑うこともない。

10月に入って全ての症状が大集合したにも関わらず、点が線になることはなかった。
それぞれの症状に理由をつけ自分を納得させていた。

こんなにも症状が現れているのに気づかないなんて、と後の自分は呆れる。
でも本当に気づけなかったのだ。

慣れ、不安、過信

無意識にそれらの感情が働いていたのかもしれない。

そして私はついに職場で勧められた「命の母A」を飲み始める。
これを飲み続ければ治るんだ。めまいも、脚のだるさも、疲れも。
だって更年期障害なのだから。

迷走を続けた10月、それが終わりを迎える11月。
私の体はついに閾値を超え、坂道を転がっていく。

コメント

タイトルとURLをコピーしました